へぇ〜あなただったんですか!

charkha2008-06-08


去年のキヨフのお祭りで会った民族衣装を作っているお兄さんちにおじゃました。
作業場を見せてもらってびっくり。
作っているとは言ってたけどてっきり、お母さんとかおばあちゃんの代わりに彼が売りに来ているだけだと思ってた。
ところがなんと!
まだ29歳で、おばあちゃんがやってるのを見ていて自然に自分もやるようになって13年。
ごく普通のミシンと刺しゅう用の木枠とアイロン、主な道具はそんなもの。
手の込んだ刺しゅうも気が遠くなるほどたくさんの細かいプリーツも、もちろん仕立ても全部やって衣装を作ってしまう。
お祭りや日曜日の教会やクリスマスや結婚式。
民族衣装を着る機会は今でもあるから、この近辺の人はみんな持ってるらしい。
おばあちゃんたちは自分のは自分で作ってたけど、若い人たちは着るけど作らないから、お兄さんみたいな仕立屋さんは新しい職業。若い人では自分ぐらいと言ってたし。
今朝のセニッツェの市は雨のせいもあり、出てる人がたった2人という桁外れたバズレっぷりでどうなることかと思ったけど、お兄さんのおかげでいい日になった。
自分用のブラウスを2枚オーダーしてきた。6月末の出来上がりが待ち遠しい。