ヴィステアのエリザベスさん

今日は彼女の家におじゃま。
まずは飾りでいっぱいの部屋で民族衣装を着せてもらった。
ヴィステアの衣装はビーズやスパンコールでキラキラとしている。
ビーズで鳥や花を刺しゅうしているので、すごく重い。
帽子、ベスト、スカート、ベルトなど一通り着ると20キロ近くあるらしい。
着飾るのも大変だ。
結婚式の衣装でポーズをとっているのはKさんとガイドさん。

クルトチコラクという焼き菓子

薪の野外用オーブンで焼いているのは「クルトチコラチ」
丸いお菓子という意味。
表面はカリッ、中身はモチッ。
これがすごくおいしくて、しかも1人一本焼いてくれた。
横ではお父さんがグヤーシュを作っていて、石釜の中にはパン。
全部私たちのお昼ご飯。
近所の人みんなで作ってくれている。

雪子さん

charkha2009-10-14

雪が降ったり止んだりの1日。
2日前にはお土産屋さんの庭できれいに咲いていた大輪のピンクダリアが、今日は切って、ありったけの花瓶に入れて玄関に飾られていた。
外ではチャルカツアーの誰かさんが雪だるま作り。
ピンクダリアの帽子をちょこん。

夜はみんなでレストラン「アガペ」へ。
窓には刺しゅうの布、壁には絵皿とかわいい。
クルージュ最後の夜を楽しみながら、今日がお誕生日のNさんのお祝いをした。

隣のおばあちゃん

私たちのためにデモンストレーション。
みんながあまりにいっせいに写真を撮ったので、おばあちゃんびっくり!
おばあちゃんが作ったテーブルクロスが欲しかったけど、それはまた来たときに。
こんなふうに手仕事をして、民族衣装を着て暮らしている人たちはお年寄りだけ。
10年後はどうなってるだろうねって、ガイドさんの話。

編みものをするカーロイさん

古そうな編み機があった。
彼は機械編みというけれど、手で編み機を動かしている。
カーロイさんがレース編みのサンプルを作って、それを真似ておばあちゃんたちが編み、再びカーロイさんがテーブルクロスなんかに仕立ている。

カーロイさんちでお昼ご飯

カーロイさんち家のドアを開けたらみんながため息をついた。
窓辺は刺しゅうで飾られ、壁は絵皿、ソファーには刺しゅうクッション。
そのお部屋でシャーラおかあさんの用意してくれたお昼ご飯を食べた。
茄子のディップ、鶏肉団子のスープ、24時間煮込んだロールキャベツ、もちもちの揚げお菓子。
どれもこれもおいしくて、ありがたかった。
刺しゅうやレースを編む隣のおばあちゃんちにも行って、飾りでいっぱいの部屋や衣装箱を見せてもらった。
もちろん、お買い物も堪能。
両手がいっぱい。
本当に優しい人たちで、嵐のように押しかけた私たちを温かくもてなしてくれた。
ありがとう。